これまでXcode 5.1.1を使い続けていたのは、サポートしなければならないプロジェクトがあったので、開発環境を変更したくなかったのと、Xcode 6にするとそのままではiOS SDK 7.1が使用できなくなるのを知ってたので、まあ、いろいろ面倒くさかったのです。
Xcodeをメジャーバージョンアップすると旧SDKが選択できなくなるという状況は、過去から続いているようですが、これは新Xcodeの導入を遅らせてる要因でもあると思うのですが、Apple的にはどういう思惑なんでしょう?
旧SDKも入れといてくれるか、あとからコンポーネントとしてインストールできるようにしといてくれると楽なんですが。
Xcode 6.1のインストール
新バージョンのXcodeは、App Storeアプリからインストールするのが楽です。Xcode 5.1.1の(再)インストール
App StoreアプリからXcode 6.1をインストールすると、前のバージョン(5.1.1)のXcodeが上書きされるので、Developer CenterからXcode 5.1.1をダウンロードしてきてインストールします。iOS Dev Centerにログインし「Looking for〜」のリンクをクリックします。
そうするとダウンロードできるものがズラ~と出てくるので、Xcode 5.1.1を選択してダウンロードしましょう。
ダウンロードしたdmgファイルを開き、XcodeアイコンををApplicationアイコンにドラッグ&ドロップします。
そうすると以下のような警告がでるので「両方とも残す」を選択します。
インストールされたxcode 5.1.1は、デフォルトではアプリケーションフォルダの中に「Xcode 2」という名前で格納されているので、「Xcode 5.1.1」など適当な名前にリネームしておくのが良いと思います。
iOS SDK7.1をXcode 6.1に入れる
Xcode 5.1.1の中に入っているiOS SDK7.1をXcode 6.1にコピーします。なお、こちらのSDKをコピーする方法は、Appleが公式に認めている方法かどうか分かりません。後述します問題点もありますので、自己責任でお願いします。
インストールしたXcode 5.1.1の中に入っているiOS SDK7.1を、以下のフォルダからコピーします。(Finder上でXcode 5.1.1.appのアイコンを右クリックして「パッケージの内容を表示」を選択すると、Contentsフォルダが表示されます)
/Applications/Xcode 5.1.1.app/Contents/Developer/Platforms/iPhoneOS.platform/Developer/SDKs/iPhoneOS7.1.sdk
コピー先は、Xcode 6.1の以下のフォルダです。5.1.1と6.1を混同しないように注意しましょう。
/Applications/Xcode.app/Contents/Developer/Platforms/iPhoneOS.platform/Developer/SDKs/
Xcode 6.1を起動し直し、Base SDKに7.1が選択できるようになっていればOKです。
現状分かっていることで、問題点がひとつあります。
iOS SDK7.1を追加すると、スキームの設定がすべて2重化して表示されてしまい、かなりウザいのです。動作には今のところ問題ないように思われますが、あまり気持ちのよいものではありませんね。iOS SDK7.1を削除してしまえば、元に戻せます。
参考
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