個人用のオンラインメモにTiddlyWiki5をDropbox上で使い始めました。
ずっと長い間、hikiをレンタルサーバーに設置して、BASIC認証で鍵をかけて使っていました。
メモとは言っても、仕事で使用するツールの使い方や、オープンソースライブラリなどで調べたこと、はては数学の公式まであって、たびたび読み返す機会があるもので、自分にとってはかなり大事なものになっています。
そんな中、hikiにも細部でいろいろ不満が溜まってきていて、でも、なかなか他の選択肢が見つからず、今まで使ってきました。
今ならGoogle DocumentやEvernoteがあるじゃないかと思われるかもしれませんが、僕が個人用メモシステムに求めるのは、ヘッダの文字のサイズをいくつにするとか、文章のテキストの色を変えるとか、そういう細かい装飾やレイアウトをメモ毎に行うことでは無く、仕事(作業)の途中で発見した事などを、ささっと記録して、直ぐに仕事(作業)に戻れる事です。あくまでも仕事(作業)が主で、メモを取ることが従であり、この主従関係が逆転してしまう事は避けたいと考えています。
こんなメモシステムだったらとりあえず合格
個人的にメモシステムに求めるのは、主に以下のような点です。- オンラインであること。ネットに繋がれば、同じメモを参照&編集ができる。
- wiki記法やMarkdownの様に素早くメモを取ることができること。
- 画像の埋め込みが素早くできること。
- 特別なアプリを必要としない。ブラウザで参照&編集ができる。
- メモ同士のリンク機能があること。メモ間の移動や目次作成が楽にできる。
TiddlyWiki5ってどんな感じ?
TiddlyWiki5はHTML5で書かれていて、構成ファイルはたったひとつのHTMLファイルです。しかも、自分のメモデータさえもそのHTMLファイルに埋め込んでいきます。僕は使っていませんが、画像データも埋め込むことが出来るようです。
基本的には、このHTMLファイルをパソコンのローカルに置いたり、サーバーに置いたり、僕のようにDropboxに置いてブラウザで参照するだけです。
ただ、編集したメモを保存するには、そのままだと出来ないので、ブラウザごとに用意されたプラグインを事前に導入しておく必要があります。僕はFirefoxを使っています。
Dropboxを使うとどんな利点があるの?
TiddlyWiki5をDropbox上で使うと、基本的にローカルファイルをブラウザで参照するのと変わらないので簡単安心で、アクセスも速いです。面倒な同期もDropboxが自動でやってくれます。画像の埋め込み(アップロード)も、Dropbox上に画像ファイルをコピーしてしまえば、メモから参照させることができます。
例えば、TiddlyWiki5のHTMLファイルがあるフォルダに、UE4/Blueprint/sample.pngといった具合に、フォルダ階層の中に画像ファイルを保存していた場合、以下のような感じでメモに画像を埋め込むことができます。
[img[UE4/Blueprint/sample.png]]
TiddlyWiki5でのキャメルケース
wiki記法だとキャメルケースに勝手にリンクを作ってしまうという、僕のようにプログラマにとって天敵な仕様があります。キャメルケースというのはInputActionとか、setPositionとか、単語と単語をくっつけて書く時に単語の頭文字を大文字にすることです。
hikiの場合だと、例えばsetPositionと文章を書くと、setPositionという名前のメモへのリンクになり、リンク先が無いとsetPosition?という風に、勝手に?マークをつけてしまう、とてもイラッとくる仕様でした。
プログラムにはクラスのメソッド名や変数名などに、このキャメルケースを多用するので、プログラム関連のメモは必然的に?マークだらけになります。
TiddlyWiki5では、SetPositionはキャメルケースと見なされますが、setPositionの場合はキャメルケースとは見なされません。更にキャメルケースの文字列の先頭に~(チルダ)を入れると、リンクを作らないようになることを偶然発見しました。(笑)
すなわち、~SetPositionと記述すればリンクは作成されません。
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