自分のプロジェクトで、いつの頃からか、トランスフォームツール自体を操作する時には問題ないのですが、オブジェクトの詳細パネルで座標を入力して移動すると、オブジェクトは移動するのに、トランスフォームツールがそれに付いてこない事象が現れました。詳細は以下のビデオにおさめてあります。
新規に作ったプロジェクトで同じように試すと、そちらでは正しく動作します。
僕のプロジェクトに問題があることが分かりました。
UE4 AnswerHubでのやりとりは、以下からご覧いただけます。
こういった特定のプロジェクトのみに起こる現象は、プロジェクトの構成ファイルに何らかの不具合があることが多いそうです。
それを解決するには、プロジェクト内に収められている中間ファイルや、設定ファイルなどを削除することを提案されました。
修復方法
- プロジェクトのフォルダーをどこか別の所(デスクトップなど)にコピーする。
- コピーしたプロジェクトのフォルダーをExploer(Finder)などで開く。
- Saved, Intermediate, Configフォルダーを削除する。
- .uprojectファイルをダブルクリックして、UE4エディターを起動する。
これで問題が出なくなればOKです。
ただ、このままだと設定ファイルを削除した関係で、設定がデフォルトに戻されてしまっています。その部分を修復してやらなければなりません。
コピー元のプロジェクトから設定ファイルをコピーし直すと、また問題が再燃する可能性があるので、僕は、コピー元とコピー先のプロジェクト両方をUE4エディターで開いて、見比べながら手修正しました。(トホホ)
設定の修正箇所
僕の場合、設定の修正項目は以下のようになりました。- Editor Preferences - Loading & Savingのページ
Restore Open Asset Tabs on Restartなど。 - Project Settings - Maps & Modesのページ
Editor Startup Mapなど - Project Settings - Collisionのページ
Object Channelsなど - Project Settings - Inputのページ
キーバインディングなど - Project Settings - Navigation Meshのページ
Rebuild at Runtime、Force Rebuild on Loadなど
Visual Studioプロジェクトファイル等のコピー
また、C++コードを作成して、Visual Studioを使っている場合は、コピー元の<プロジェクトフォルダ>/Intermediate/ProjectFilesフォルダを、コピー先プロジェクトフォルダに丸ごとコピーしておく必要がありそうです。この中にはVisual Studioの*.vcxprojファイルなど重要なファイルが入っています。僕はここでハマり、冷や汗かきました。本当は、問題修復ツールなどがあると便利なんですけど、開発してくれないかな〜?
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