2011年11月8日火曜日

AdWhirlとAdStirを比べる

Advertising by Wrote
Advertising, a photo by Wrote on Flickr.
先日リリースしたばかりの iPhone アプリには、AdMaker(mediba ad) を組み込んでいたのですが、これがほとんど広告を配信してくれない状態が続いています。
こういう事があるかもしれないと前々から思ってはいたのですが、最悪のタイミングで起こってしまいました。

それで広告切り替えシステムを導入する気になりました。
試したのは2つ。AdWhirl(3.0.0) と AdStir(1.0.2) です。
AdWhirl は Google 傘下の AdMob のサービスで、SDK はオープンソースになっています。
AdStir は ngi group のサービスで、最近始まったばかりのようです。SDK はフレームワークのみの提供です。

AdWhirl 特徴

  • 標準対応している広告サービスが多い。現在、iAd を含めて14種類。
  • 標準対応していない広告サービスでは、カスタムイベントとして自身で追加することができる。
  • SDK 動作に安心感がある。
  • 導入実績が多いので、情報も得やすい。

AdStir 特徴

  • 標準対応している広告サービスが少ない。
  • 日本の広告サービス AdMaker と AdLantis に標準対応している。
  • AdWhirl のようなカスタムイベントがない。
  • 広告比率を日本国内と海外で別々に設定できる。(これ大きい)
  • SDK 動作に不振な点が多い。

海外で使うなら、文句無く AdWhirl に軍配があがるのですが、AdMaker や AdLantis を組み込むのなら、標準対応している AdStir が楽です。
ただ、ここでちょっと問題になるのが AdStir SDK の動作に不振な点が見受けられるところです。
瞬間で広告を切り替えてしまったり、広告を受信していないのに受信イベントが発生したり(これは AdMaker SDK 側の問題かもしれません)、広告の受信中止をしたのに、がんがん広告を読み込んで表示してくれたり。アプリのバックグラウンドからの復帰後、一度だけクラッシュもしました。(AdMaker 関係のところで)
バギーな AdMaker SDK を標準対応しているツケが回っているような気がしないでもないですが、少なくともドキュメントに注意点など書いて欲しいところです。(みんながみんな同じ轍を踏む必要はない)

AdStir では、広告比率を国内と海外で別々に設定できる点が、とても気に入っています。
国内では AdMaker、AdLantis を使って、海外では iAd、AdMob を使うなどという設定ができます。まだ、サービスが始まったばかりのようですから、今後の SDK の開発進行具合によっては、大化けしてくれるのではないかと期待しています。

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