cocos2d のインストールとは、つまり Xcode へ cocos2d 用のテンプレートをインストールするということです。
残念ながら、複数バージョンの cocos2d のテンプレートを Xcode にインストールする方法は示されておりません。
これができると安心なんですけど、そうもいかないので、テンプレートを上書きインストールして、問題があったら 1.0.1 をインストールし直すのがいいようです。
今回は、既存プロジェクトを 1.1 beta2 に入れ替える方法を解説します。
coco2dのダウンロード
下記サイトのダウンロードページから、1.1 beta2 もしくは、それ以降のバージョンの cocos2d をダウンロードしてきます。http://www.cocos2d-iphone.org/
テンプレートのインストール
Xcode が起動しているなら、一旦終了します。ダウンロードパッケージを展開し、展開したフォルダをターミナルのカレントフォルダにします。
そして、以下のようにインストーラーを実行します。
sudo ./install-templates.sh -f-f オプションは上書きインストールを意味します。1.0.1がインストールされている場合は -f オプションを付けないと、インストールが中断されます。
cocos2dの新規プロジェクトを作成
Xcode を起動し、cocos2d のテンプレートを使って、仮の新規プロジェクトを作成&保存します。既存プロジェクトのlibsを削除
1.0.1を使用した既存プロジェクトをオープンし、プロジェクトのlibs以下 (cocos2dでインストールされたもののみ) を削除します。仮プロジェクトからlibsをコピー
先ほど新規に作成した仮プロジェクトの libs を、既存プロジェクトへコピーします。仮プロジェクトの libs フォルダを、既存プロジェクトの元々 libs フォルダがあったところへコピーするのがいいでしょう。
Xcode の左ペインのファイルリストで右クリックし、ファイルを追加するを選び、libsフォルダを選択します。
この時、ライセンスのテキストファイルもしっかりプロジェクトに追加するようにして下さい。ライセンス違反になる場合があります。
テストビルドする
テストビルドしてみて、エラーが出たところ(変更点)をひとつずつ対処していきます。この辺りは、みなそれぞれ対応が違うところなので省略します。
メジャーな修正点としては、Retina ディスプレイ用の グラフィックファイルのサフィックス指定方法が変わりました。Retina 対応しているプロジェクトの場合は、以下を読んで修正して下さい。
cocos2d 1.1からのグラフィックサフィックス設定方法
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