2011年10月12日水曜日

Xcode4への移行 [ローカライズ編]

Xcode 4 における、リソースファイルのローカライズ化は、Xcode 3と同じく簡単です。むしろもっと分かりやすくなったと言えるかもしれません。

ワークスペースウィンドウ左の Project Navigator からローカライズしたいファイルを選びます。
既にローカライズされているとこのように表示される。

それからワークスペースウィンドウ右上の「Hide or show the Utilities」スイッチを押して、ユーティリティーパネルを表示させます。
その中で、Localization の+ボタンを押して、追加したい言語を選択します。

以上です。

ただし、Xcode 3から移行してきたプロジェクトが、既にローカライズされていたとすると、ちょっと問題が起きるかもしれません。

Xcode 3 でリソースファイルを日本語にローカライズすると、そのファイルは Resources/Japanese.lproj フォルダに格納されていると思います。
新たに Xcode 4 で別のリソースファイルを日本語にローカライズすると、そのファイルは Resources/ja.lproj フォルダに格納されます。
どうやら、日本語ローカライズファイルの格納先が変更されたようなのです。渋い変更です。
英語ファイルは、以前と変わらず English.lproj のままでした。

さて、このままだと2つの日本語ローカライズフォルダが存在してしまいます。
このまま実行するとどうなるのでしょうか?

僕の環境では、Xcode 3 で作成した日本語ローカライズファイルが無視されました。iPhone が日本語環境になっていても、英語ローカライズファイルが選択されてしまいます。
Xcode 4 で作成した日本語ローカライズファイルは、正しく読み取れました。

問題点はもっと深いのかもしれませんが、とりあえずの対処を行わなければなりません。
もっと簡単な方法があるのかもしれませんが、僕は以下のようにして対処しました。
  1. Xcode 3 で作成したローカライズファイルをひとまず安全なところへ退避
  2. 日本語ローカライズファイルをプロジェクトから削除(英語の方は残す)
  3. Xcode 4 で英語ファイルを日本語ローカライズ化する
  4. 退避しておいたローカライズファイルを上書き

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