AIR 2.7で一番気になっていたのは、iOS上の描画機能最適化です。何と言っても描画速度が4倍になったということなんで、これは期待せずにはいられません。既にYouTubeなどでも描画速度比較デモが披露されており、それを見る限りでは期待しても良さそうです。
本来は、Flash CS5.5でAIR 2.7対応iOSアプリがパブリッシュできるようになってから試すつもりでしたが、新プロジェクトの"ネコライフ時計 for iPad(仮)"の開発中に、やっぱり動作が重くて厳しいよ。という事になり、急遽、AIR 2.7 SDKをインストールしました。
ネコライフ時計 for iPad(仮) 只今開発中!
僕はFlash CS5.5で開発を行ってSWFを書き出しているので、その辺りの連携も含めて書いてみたいと思います。
- AIR SDKのダウンロード
http://www.adobe.com/jp/products/air/sdk/ - 圧縮ファイルを展開して、適当なフォルダに入れる
- 展開したフォルダの中にあるbinフォルダにパスを通す
(この後に使うadtコマンドをフルパスなどで指定するならパスは通さなくても良いです。僕は面倒なんでそうしてます) - Flash CS5.5で適当なアプリをAIR for iOSでパブリッシュ
これでSWFファイルと、(flaファイル名)-app.xmlファイルが生成されます - (flaファイル名)-app.xmlファイルをテキストエディタで開き
<application xmlns="http://ns.adobe.com/air/application/2.6">を
<application xmlns="http://ns.adobe.com/air/application/2.7">と書き換えます。
xmlのファイル名を(flaファイル名)-app-2.7.xmlとかに変更して保存します。(Flash CS5.5で2.6に書き戻される可能性があるので)
- ターミナルを起動して、SWFファイルのあるフォルダへ移動します
- adtコマンドでパブリッシュ
ターミナルコマンドは例えば以下のようになります。adtコマンドへパスが通ってない場合は、フルパスか相対パスにして下さい。証明書とそのパスワード、プロビジョニングプロファイルはご自身のものを指定して下さい。
adt -package -target ipa-test -keystore <iOS証明書(p12)ファイル> -storetype pkcs12 -storepass <証明書パスワード> -provisioning-profile <プロビジョニングプロファイル> NekoLife.ipa NekoLife-app-2.7.xml NekoLife.swf
-targetオプションはipa-testの他に以下のものが設定できるようです。
参考サイト:http://www.slideshare.net/ton1517/air27air-for-ios-8569409
- ipa-ad-hoc
アドホック用 - ipa-app-store
App Store配布用 - ipa-debug
デバッグ情報を含むパッケージ - ipa-test
最適化やデバッグ情報を含まずにコンパイルされたパッケージ - ipa-debug-interpreter
ipa-debugと同等。コンパイル時間が短くなる。コードの実行が遅い。 - ipa-test-interpreter
ipa-testと同等。コンパイル時間が短くなる。コードの実行が遅い。
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