僕はMac,Windows用スクリーンセーバーを長らく開発&公開してきましたが、Macのスクリーンセーバー事情には、このところ芳しく感じておりません。
スクリーンセーバー開発において、過去メインにつかってきたツールはFlashでした。
作成したSWFファイルをMac、Windows用スクリーンセーバーに変換してくれる、fla:ver というツールのLiteバージョンが無料使用でき、その性能も高かったのです。
しかしMac OS Xが、Snow Leopardになってから状況は変わりました。スクリーンセーバー上で走るFlashの動作が、著しく速度低下を起こすようになりました。この状況は、fla:ver Liteバージョンで作成したMac用スクリーンセーバー、CocoaのWebViewを使ってFlashを再生させた場合、両方とも同じでした。WebViewに至っては、スクリーンセーバーモジュール上でのみFlashの動作が遅くなった覚えがあります。(この辺、記憶があやふやですが)
これはAppleがFlashを嫌っていることに関係があるのでしょうか?
なぜならこの状況はAppleが提供する Quartz Composerでも起こっているからです。
Quartz Composer上でコンポジションをフルスクリーンで動作させる時よりも、スクリーンセーバーモジュールとしてフルスクリーンで動作させた時の方が動作がカクつきます。
この状況を鑑みて、Mac OS X Snow Leopardのスクリーンセーバー起動時は、CPUなどのパワーセービングを行っているのではないかと推測します。(いや、真実のほどはわかりませんが…)
確かにSnow Leopard以前のOS上で、重い処理のスクリーンセーバーが起動すると、CPUファンがフル回転を始めて、とてもエレガントとは言いかねる状況が多々起こりました。
しかも、パソコンを使用していない時の方が電力を使う、というのも変な話しなので、これは致し方ないことなのかもしれません。
しかし僕としては、こういうパソコンを使っていない時こそ、もっといろいろ楽しいことをパソコンから見せることができるのにと思っています。
コーヒー飲んで休憩してる時、部屋にあるパソコンから何やら楽しげな映像や音が飛び出してきたら、思わず仕事も忘れてホッとしますよね。(笑)
さて、近々発売となる Lionはどうなるでしょうか?
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